中学生でも対人恐怖症になりますか?

子供はまだ中学生ですが、中学生でも対人恐怖症になることがあるでしょうか。そんな質問を受けることがあります。答えはYESです。対人恐怖症は、年齢や性別に関係なく、誰でも発生する可能性のある病気です。ですから、中学生であっても、対人場面での不安を訴えたり、対人恐怖症と思われる症状を生じているのであれば、十分対人恐怖症の可能性があります。

しかし、中学生という年齢が対人恐怖症の診断に微妙な時期であることは確かです。対人恐怖症は、自意識と自尊心とに大きく関わっています。中学生という思春期の頃は、特に自意識が強くなる時期でもあります。誰でも多かれ少なかれ自分の外見をはじめ、人から自分はどんな風に見られているのかが気になる時期です。また、まだ挫折や失敗の経験が少ないことから、挫折したり失敗することへの不安や恐怖が強いという傾向も見られます。つまり、思春期のうちは、俗っぽい言い方になりますが、誰でも「対人恐怖症っぽい」お年頃なのです。親の早とちりでことを大きくすることが、かえってお子さんのためにならないこともありますので、注意が必要です。

しかし、中学生でも本当に対人恐怖症で苦しんでいるのだとすれば、一日も早く専門医に相談するのが大切になります。そこで以下を確認してみてください。親の目から見て、これらを強く気にしているように見えたり、その不安を訴えることがあり、学校生活に支障が出ていると感じる項目があれば、お子さんには対人恐怖症の疑いがあると考えていいと思います。

友達ができないと焦っている。
メールは、すぐに返信しなければならないと思っている。
友だちとの会話やメールを、後から反省して後悔していることがよくある。
悪口を言われているのではとよく不安に感じている。
誰からも好かれないといけないと思っている。
自分のことを暗いと思っている。
体臭を強く気にしている。
容姿に対するコンプレックスが強い。
自分の趣味を友達に頑なに隠している。
明るい子やクラスの中心人物との付き合いを避けている。
友だちと一緒にいると、視線が定まらない。
脇や手のひらに大量の汗をかいる。

親が正しく判断するためには、日ごろからお子さんをよく観察し、話しをするようにしておくことが大切です。これはと思い当たる症状があれば、まずは親御さんだけででも専門医に相談してみましょう。


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