対人恐怖症の人が学ぶべき、人との付き合い方
対人恐怖症の症状の一つとして、自分は人から嫌われているのではないかと考える症状があります。このことに苦しむのは、裏を返すと、万人に好かれなくてはいけないと思っている症状でもあります。また、自分の行動が相手に不快感を与えることを恐れるという傾向もあり、これによって、人付き合いをする上で、しなくてもいい苦労や心労を背負い込んでいる場合があります。
対人恐怖症の人は、しなくてもいい苦労をしないための、人との付き合い方を学んで欲しいと思うのです。まず、大切なのは、届いたメールにはすぐ返信しなくてはいけないと思ったり、誘いを断ったら嫌われるのではないかというような強迫観念を、できるだけ捨てることです。もちろん、そうしようと思ってもできないのが対人恐怖症なのですが、このあたりを少しでも調整できれば、対人恐怖症の症状を軽減できる場合があります。
対人恐怖症の人には、人付き合いに対して真面目な人が多いのです。真面目すぎるといっても過言ではありません。そこで、対人恐怖症の人におすすめしたい人付き合いのテクニックが、嘘の付き方です。
嘘をつくことをすすめるなんてとんでもないと、お叱りを受けそうですが、それが誰も傷つけない嘘で、なおかつあなたを守るものであるならば、私は嘘くらい付いたっていいと思うのです。それに、そういう嘘は人間関係の潤滑油として案外誰でも使っているものだと思います。どんなものかといえば、気の乗らない誘いを受けた時などです。「行きたいけど、ちょうど先約がある日だ。残念だわ」これだけでいいのです。無理に参加して苦しい思いをすることもなく、相手に不快な思いをさせることもありません。こんな簡単なことですが、対人恐怖症の人にはこれが実践できていないことが結構あるのです。
急に誘われた時の断り方や、何か答えずらい質問をされた時に曖昧にはぐらかす方法を予め用意しておくといいでしょう。突然の誘いで、あたふたしてしまい、相手に不快な思いをさせたのではと後で反省したり後悔することもこれでなくなります。このような嘘によって、相手との適度な距離感をとりながら自分を守っていければ、症状のコントロールがしやすい人もいるのではないでしょうか。是非、上手に使っていってほしいと思います。
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